商品開発の"軌跡"


こんばんは!
久々のブログ更新です。

今回はこの5ヶ月余りで行った商品開発のことをちょこっと掘り下げてお話しようと思います。
あまり今までお話してこなかった部分ですが、
一緒に働いてくれた黒須さんの努力や協力してくださったせんねんの木さんや奥野牧場さんのお力添えもあり、今のこの形にまでこぎつけたと感じているのでそれをきちんと

「価値」として伝えたく、

今回ご紹介したいと思います。


<TANUKI COFFEEのたぬき焼きについて>


このたぬき焼きはせんねんの木さんがイベントで出していた商材です。
一言で言えばたぬきの形をした大判焼きです。

オープンのときの最初のレシピと比べるとだいぶ変わっています。
それは
商品開発を繰り返し行っているためです。

童謡で有名な"證誠寺のたぬき"の
證誠寺がここ木更津にあることからこのたぬきのモチーフになっています。

木更津に馴染むコーヒー店を目指すことからこのたぬき焼きとスペシャルティコーヒーを合わせてお店をスタートさせました。

はじめは
茶色いたぬき焼きとして
中身だけでの味わいの違いからのスタートでした。

ただしかし、4時間も経つと生地が固くなりロスになる商品。
3時間で売り切る予測もしながら最低限の個数で焼いていると
混むと一気に個数がなくなり供給が 追っつかなくなる事態。
逆に多く作りすぎると、ロスになるという。。
待たせすぎてしまってはお客様にも迷惑をかけてしまい、このお店の狭さでは待ちきれない。プレッシャーもある中でのオペレーションでした。

中身の変化をつけつつも、やはり
生地の変化が必要ということが3ヶ月経ち、気づかされた現実です。

現在のたぬき焼きは
白いたい焼きとしても有名なタピオカ粉が入った生地です。
こちらはもちもちとしており、冷たくしても美味しいという商品です。
暑くなってきた時期にもぴったりだったこともあり、
固くなりにくいという利点もある。

オペレーションコスト・ロス問題も幾分か解消されました。その分冷まして冷蔵するという手間が生まれましたが。。。

美味しさという部分で言えば、好みも分かれる部分ではありますが、
生地にわかりやすい味わいのものを加えると茶色より、なじみやすいという利点に気づきました。

あんこが入った生地はきなこと黒糖(きなこの粉っぽさを黒蜜でバランスをとりました)
→和の路線
カスタードが入った生地はエスプレッソの液体と粉が入っています。
→洋の路線
また味わいを丸くするためにはちみつを加え、生地の重たさをなくすために水の一部を炭酸水に変えています。

全ては手探りの試行錯誤の連続で。
少しでも前に、少しでも美味しいものを届けるための努力です。

オープンで食べた方もぜひまた一度食べていただきたいと思います!


TANUKI COFFEEの5ヶ月間の努力が詰まった商品であることには間違いありません。

<THE COFFEEと奥野牧場のチーズケーキ>


出会いは遡ること2年前。私が袖ヶ浦市民会館でコーヒーの講演会を行った時のことです。
奥野牧場さんの奥さんがたまたま来ていただいたことがきっかけで
僕はその牧場を知ります。
他の参加者の方と比べてもとてもパワーを感じる方で強烈な印象がありました。
ただその半年あまりでNOZY COFFEEは閉店。
訪れることもできませんでした。
2019年僕は木更津に戻ろうか悩んでいた時、
ふっと実家でテレビを見ていると出てきたのが、袖ヶ浦の特集。
そこで紹介されていたのが奥野牧場でした。
あーあのときの!
とテレビ見て叫びました。
うーん、これは食べなければ!と。
と思ったわけです。
そして、その1ヶ月後、たまたま君津の直売所に行ったときのこと、
冷蔵庫をふっと眺めていると出てきたわけです。
奥野牧場の文字が!!

ついに、みつけたーーー!
とそのまま購入し車で食べました。
また、それが美味しいわけです。

↑そのときのInstagramの写真 2019.1となってました。

そして、コーヒーとの相性も良かったわけです。
これはどこかでまたお会いせねばならぬと。

そこで今回コーヒーに合う商品を選ぶなかで、先に頭に浮かんだのがこちらの商品でした。

奥野牧場さんに直接アポイントを取ったら、2日後に直接奥野さんが来てくれました。
そのときの感動たるや!

不思議な再会でしたが、その場にある強い一体感で直感的にきっと一緒に仕事をする存在なのだと気づかされたわけです。

そこから、始まった計画なのです。

プレーンではお互いに邪魔をしない柔らかい甘さを感じる波長のあった味わいを。

コーヒーのチーズケーキはより強い一体感をお楽しみいただけます。

コーヒーには
今回僕が魂こめて抽出したエスプレッソ(液体)と粉 が入っています。

そこで今回こちらの商品はTHE COFFEEのプロデュース商品とさせていただいております。
(液体まで入ったのはこちらのみです!)

液体では、舌にのったときの豊かな風味を

粉では、液体では表現しきれなかったコーヒーの香りを表現しています。


この努力の結晶を
実は先日のGionNightで先行発表しまして、好評いただきました!
9/5から再入荷しますので、ぜひお試しくださいー!

↑GionNightに参加していただいたお客様より!素敵に撮っていただいて感謝です!

ザ コーヒーと自分

コーヒーと自分について 「想い」の部分を中心に書いていきます。

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